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SDCS最新作、ヴァルキランダーにこいつにと、11月はSDキット祭りです。
今回はお待たせしました。LEGEND BBシリーズより、 新世大将軍を紹介します。
LEGEND BBシリーズ最新作は、「伝説の大将軍編」から新世大将軍がラインナップ。プレミアムバンダイにて期間限定での受注販売がなされました。1次受注の発送は11月、2次は12月発送。11月26日現在、三次受注が開始されています。
LGBBフォーマットで再現されたプロポーションや色分けが特徴となっています。また、一部ランナーに当時の新世大将軍から流用している部分があります。
定価は4300円。他のLGBBに比べ、比較的高額なキットとなっています。果たしてその内容は...では見ていきましょう。
本体についての紹介は前編でやったので、このページではギミック紹介や当時品との比較をしていきます。
背部に背負った大目牙撃砲(オメガスマッシャー)は、モチーフとなったF91のヴェスバーよろしく前方への展開ギミックがあります。しかし本作では干渉箇所が多すぎて事実上展開不可能です。説明書でも特に説明はされていないため、スタイリング優先でオミットしたのでしょう。
当時品はかっちり展開します。
背部に背負った大目牙撃砲(オメガスマッシャー)を分離。翼は大目牙撃砲に接続されていたため、いったん取り外した後背中に再度取り付けます。
翼を直接背中に取り付けた状態。こちらの方が、翼の左右位置が狭まり新世大将軍っぽさがより強くなるかなあと思います。また、左腰の光凰剣も干渉部分が消えて普通に装備できるので、気にならない方はこの形態を基本としても良いと思います。
取り外した大目牙撃砲から、一部パーツを取り外します。白いパーツが神手甲(じんてっこう)。三連大目牙撃砲発射形態時に必要となります。青いパーツは後程使いますが、今は余剰パーツとなります。
神手甲を、下腕に装着。大目牙撃砲を三連大目牙撃砲(トリプルオメガキャノン)へ変形させて、手に持たせます。
神手甲は装着した時点で手首の向きおよび肘の向きの関係から、腕が完全な棒になります。羽織との干渉もあり、ほとんど腕は動かないと思ってもらって構いません。ガワラ曲げができれば肘も曲げることができそうですが。
というわけで、完成。横から見ると分かりますが、正面に構えることはできません。支えが無いとかではなく、単純に腕が上がりません(羽織と干渉するため)。なので、ウイングセロ(EW)のツインバスターライフルのように大将軍本体を浮かせて撃ち下ろす形がいいのですが、大目牙撃砲を浮かせた時点で腕が重さに負けて保持できないので、この形が最良です。
当時品は余剰パーツであるスタンドパーツを持ってくる必要がありましたが、今回は小羽根?みたいなパーツの取り付け位置を差し替えることでスタンドにしています。そこはいい点ですね。キャノンへの翼接続用ポリボールががっつり出てるのは残念。
当時品との比較。当時品は完全なる余剰パーツであるスタンドパーツを持ってくる必要がありましたが、今回は小羽根?みたいなパーツの取り付け位置を差し替えることでスタンドにしています。そこはいい点ですね。
しかし、やはり地面と平行に構えることのできる当時品の方が、見栄えはいいです。
ちなみに説明書では「持ち手部分を広げて持たせる」よう指示があります。LGBBの可動範囲を活かせば、持ち手部分を平行に保ったまま持たせることは可能です。腕がすっぽ抜けるのをきらったのでしょうか。というか、安定性重視ということか。
三連大目牙撃砲をさらに変形させて、後脚に。先述の余剰パーツである前脚部分を用意します。当時品では背中から胸部へと貫通させていたキャノン主砲ですが、今回は胴体に空洞がないため、キャノンの主砲部分を差し替えて折りたたみます。
前脚・後脚を本体に付けて完成、神馬凰(じんばおう)形態。新世大将軍といえばコレ!といった感じ。
まるでケンタウロスのような形態。前脚を差し替えパーツにしただけあって、プロポーション良好です。また、前脚のヒヅメ部分がボールジョイントで可動するので、接地性も良好です。後脚もよく動くので、ポージングは得意そうかな?
後脚部分は背中ではなくケツ(というかリアスカート)部分で接続しています。ここが若干取れやすい。あと、足首と前脚の一体感がちょっと足りないかなといった印象。
当時品との比較。当時品は、前脚は足首の裏に収納されているものを展開するギミックの都合上かなり小さくショボイ印象でしたが、LGBBは外から持ってきただけあってしっかりしています。腕部に関しても、LGBBの方がいい感じのサイズになっています。後脚も、キャノン本体の横幅が小さくなっているので、より自然な感じ。
と、LGBBでは神馬凰形態のプロポーションにかなりこだわって作られていることが分かります。
太陽砲とは、神馬凰形態から放つ超強力ビーム砲だ。
神馬凰形態の胴体正面アーマーを手前に引き出し、展開します(写真は分かりやすいように軽装でやってます)。
胸部の穴に背部から持ってきた砲身を接続、フェイスオープン!してから兜の結晶風防(クリスタルゴーグル)を下げる。
両肩の鳳凰を向かい合わせにし、太陽砲発射形態。ズドォン
胸部砲身の大型化はLGBB化における新規解釈ですが、付けなくてもそれはそれで当時品っぽくて良い感じになります。
LGBBオリジナルギミックとして、息子である飛駆鳥大将軍との連動ギミックがあります。まずはLGBB飛駆鳥大将軍(別売)を用意します。そして、新世大将軍からは翼と後脚を用意します。
翼を翼に付けて、後脚を腰部分のジョイントに接続して、完成。
騎馬凰形態。今回新規で追加された新形態です。神馬凰をもじっているのが良いですね。
見て分かると思いますが、9割方飛駆鳥大将軍です。正面から見た神々しさが半端ないですね。キットとしては一言、かなり重いです。BB戦士って、こんなに重くなれるのか...と思うほどに、ボリュームがあります。もう馬鹿です(褒め言葉)。
翼の位置関係はなかなかにタイトなのですが、飛駆鳥大将軍の翼はボールジョイント接続なのでそれを活かしてうまく位置調整します。また、飛駆鳥大将軍の翼基部は後方に開くことができるので、ポージングもはかどります。
光の力が漲る!喰らえ物の怪!金剛剣勢鳳凰斬!
ちなみに、見た目はほぼ飛駆鳥大将軍ですが、あくまで中身は新世大将軍です。奇跡の力で一瞬ですがこの姿になりました。自分でも「この姿は!?」と驚いています。まさか未来の息子とは夢にも思うまい。
飛駆鳥大将軍に新世大将軍の翼を付ける親子連動ギミックは当時からありましたが、LGBBでも公式でできるようになったのは嬉しいですね。めっちゃデカいけども。
デカすぎて収まらない。
親子大将軍で。飛駆鳥大将軍の方が500円ほど価格が上なのですが、なるほど全体的なボリュームが違いますね。
LGBB親子で。
家老と。
バカモノ!そんなもの剣術でもなんでもない!おまえはただあばれまわりまわりの者たちをキズつけてたのしんでいるだけではないか
若き日の自分と。
そんなわけでレビュー終わりました新世大将軍。かなりの大ボリュームで、写真の枚数も100枚を超えました。カラフルかつメッキマシマシといったこともあり、一つ一つの画像サイズもデカくなってしまい、重いページになってしまい申し訳ない。けれども、ページを分けるのは最大でも2つまでと思っているので今回2ページにまとめました。
鎧が干渉しまくって殆ど動かない、割に各部ポリボールによりぐねぐね動くのでかっちりとした位置調整がしづらい。等の不満点はままありますが、造形、メッキ、色分けがどれも素晴らしいので満足度は高いです。もはや立たせておくだけでいいんです。
一般販売ではないので仕方ないのですが、LGBB飛駆鳥大将軍も今回の新世大将軍もBB戦士としてのナンバリングがないんですよね。そこが個人的には残念。
は~こうなってくるとLGBBで烈光も欲しくなってきますねえ。あと荒鬼(関係ない)