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どこにも売って...ない!

今回はガンプラ最新作より、 HG ガンダム G40を紹介します。

 

◆概要

機動戦士ガンダム及びガンプラ40周年を記念して作られたこいつは、世界的工業デザイナー奥山清行氏×演出家・映画監督松尾衡氏が再現する「記憶の原点」だ!

工業製品的視点から新たにデザインされた初代ガンダムは、スマートでより人間のボディラインに近くなったぞ。可動部分も、先述の通り工業製品的なアレンジが加えられており、いつものキットとは一味違った体験ができるのではないでしょうか。

定価は3000円と比較的高めですが、その分パーツも多いことは容易に想像できますね。問題は、どこにも売ってねえ!ということでしょうか。発売日からかなり探し回りました。再販とかあるんかなあ。

 

◆内容

パッケージ。サイズはいつものHGサイズですが、デザインが大きく異なります。黒地に銀の箔押しといった高級仕様。

 

説明書は組み立て手順のみが記載されています。他の設定画等は、付録の冊子に記載されています。これを読むだけでも結構面白いです。

 

シール。ツインアイは2色の選択式。ピンクの長いシールは、頭頂部メインカメラのものです。ここまで少ないとは思いませんでした。

 

ランナー。今回サーベル用クリアパーツ以外はKPSが使用されてるっぽいです。

 

組み立て&パーツ一覧。ランナー配置の関係で、手首のジョイントが一つ余ります。

 

 

◆ガンダムG40

まずはガンダム本体をチェック。新たに作り起こされた各部デザインが目を引きます。デザインもそうですが、驚いたのは色分け。胸部ダクトや頭部の色分けなどかなり細かいです。また、価格からある程度予想はしていましたが、パーツが非常に細かいです。ここも動くのか~と感心する部分もあります。

下半身は割とオーソドックスな形状で、スマートなロボットといった印象。上半身(特に腕付け根~肩にかけて)のラインが独特で、人間チックというか、少し違和感のあるデザインです。

 

頭部メインカメラが上部までレールで可動するようなデザインになっています。モノアイかな。

 

本体を除いた付属品がこちら。ライフル、シールド、手首、サーベル刃。今回、手首の造形にも力が入っています。

 

ビーム・ライフル。他のHGキットに比べ、コンパクトに作られています。スコープ、フォアグリップが可動。もはやスコープの色分けくらいじゃ驚かなくなるガンプラの世界。

 

ライフルは専用の持ち手を使用しますが、グリップ部分にピンがあるためより確実に保持することができるようになっています。

 

シールド。表面の十字?部分はしっかり色分け。下腕マウント+グリップにより、しっかりと保持できます。

 

グリップ部分は、収納状態から差し替え無しで展開状態へ。スライドギミックがあります。

 

また、シールドの中央部にも引き出し式のグリップらしきものがあります。これは説明書に記載はないし、保持力もゼロに近いので雰囲気だけでもって感じです。

 

ビーム・サーベル。グリップ取り外した後の見栄えがあんまし良くないです。握り手は、サーベル専用に作られたのか?と感じるほどしっかりサーベルを保持することができます。これはかなり嬉しいです。

 

フル装備。なかなか様になっています。

 

◆可動

首部分の可動。ボールジョイントではなく、軸可動を組み合わせたものになっています。また、胴体側の首付け根部分がダイナミックに動くため。かなり広い可動範囲を持ちます。

 

肩の可動は上方向への引き出しがメインです。肩の付け根パーツが若干ですが前後に可動。流行りである前方向への引き出しはないですね。肘は一軸可動。手首もグニョグニョ動きます。

手首の可動はとてもユルユルで厳しいですね。軸太らせて保持力上げないと、ストレス溜まります。

 

肘の下で若干ですが左右に可動します。気持ち程度に動きます。

 

胴体の可動はちょっと言葉では説明しづらいので、見て感じて!って感じなのですが。ボールジョイントマシマシ構造で、特に前後方向によく動きます。胴体中央の赤いパーツは、通してあるだけで特に固定されてません。

ここも保持力が足りません。自分のは既にシールド持たせたら胴体傾きます。ここも強化必須ポイント。

 

バックパックはサーベルラックが軸で可動。また、スラスター部分も独立して可動します。

 

下半身。股関節は二重の引き出しギミックがあり、よく動きます。股関節の引き出しギミックを使わずとも、フトモモの引き出しギミックを使えばそれなりにポージングできるのがすごいところ。ちなみに、スカートアーマーは今回完全固定です。

 

足首部分は3つのブロックに分かれており、引き出すことで可動範囲を広げることができます。といっても、引き出した部分の保持力はゼロなので、重力に従いプラン...と垂れ下がるだけですが。そのせいか、引き出していないときでも若干グラついてストレス溜まります。

あと、つま先は簡単に引き出すことができますが根元の部分は引き出しがかなり固く、引き出そうとすると確実にバラけます。ので、自分はこのギミックは一切使っていません。

 

膝は一軸ですが、かなり深く可動します。足裏もしっかり造形されています。

 

脚部も腕部同様、若干の左右可動があります。こちらは腕よりも広く動くため、ポージングの調整などによく使います。

 

これらを利用して、グニャグニャ動かすことができます。問題は、スタンド穴がないことですかね(写真はバックパックを外してその穴にスタンドを挿しています)。

クリップ式のスタンドは苦手なんですよね...どっかに穴開けようにも適した場所がないので、アダプターとかを作らなきゃですかね。

 

◆ほか

平手もこれまた微妙な表情で、ポージングには不向きかなといった印象です。

 

股関節の可動に慣れてしまえば動かすのは楽しいです。

 

後ろから見てもかっこいいんですよね~(謎の手)

 

ガンキャノンの専売特許だ!平手に手首可動があると、ガンプラ甲子園を思い出してついやってしまう。

 

いろんなガンダムと(左からG40、ROBOT魂A.N.I.M.E.、可動戦士)。どれも異なるアプローチで面白いですね。ちなみに一番好きなのは、可動戦士です。

 

ん?

 

えっ...!DOGEZAも綺麗に決まります。

 

今までのキットとは構造が全く異なるので、組んでいて楽しいキットでした。

 

 

◆まとめ

発表されたときから心待ちにしておりましたが。発売日から売り切れ続出という予想外の事態で手に入れるのに苦労しました...。出荷数かなり少なかったみたいですね。フィギュアライズラボのフミナ先輩を思い出します。

肝心の出来ですが。パーツは多く構造が特殊ながらも組み立て難易度はいつものHGと変わらないといった面白いキットです。可動部も多く、ポージングを工夫して他にはできないようなポージングができるのも〇。

その分保持力が低い部分などが気になりましたが、ここは自分で改善できるポイントなので良いかな。あと、動かしているとここは接着しといた方がいいなといった部分もちらほら出てきますね。

付録の冊子も没デザイン等が見れて面白いです。コアファイターシステムやコックピットハッチの展開なども載っていますので、再現してみたいです。

プラモデルだと若干の遊びづらさがあるので、ROBOT魂とかで出してほしいな~とか思ったり。

 

◆製品情報

HG ガンダムG40 (Industrial Design Ver.)
  • 発売元:バンダイスピリッツ
  • 価格:3000円(税抜)
  • 2019年12月発売

 

関連リンク

 

 

 

 

 
 

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